有限会社アトムグラフィックス 工事状況公開
大工さんや左官さんの「手技」と木材保存技術で取り組んだ建築意匠の力を見てください。
 キッチン編 4 造作キッチンカウンター-2
 パウダールーム 2/04〜4/4

 キッチン 3/25〜

 インドスタイルのドア
 オフィス
 ビルトインガレージ
 エクステリア
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カウンタートップはDuPontのCORIAN、メタクリル樹脂製人造大理石、12.3ミリ厚、色はマンダリン、派手です。でもこれがキッチンのアクセントカラーとなります。原板は760×3658ミリ、キズの付きにくさ、耐候性などの点からベストだと思います。

 
 
 
 
 

 

 

もう一つのハイライト、トチのテーブルの再生

このスケッチで部屋のまん中にあるのが我が家に20年前からあるトチの木の無垢のテーブルです。事務所の打合せ卓として使っていたものを、キッチンの食卓として再生して使います。右の写真の一番上が、加工前の10センチ厚のトチの無垢板です。

木材の収縮、変形するチカラは20年経ったいまでも衰えることなく、湿度にあわせて今もなお、あばれまわっています。パウダールームに作った杉の無垢板カウンターは、これを寸法安定処理というコシイプレザービング独自の技術で抑えています。(下の写真が杉の無垢板カウンター)

しかし今回のトチの木は自然のまま。その暴れと割れをカシの木の埋木で実用上差し支えない程度に止めてもらいます。しかし「動かない」ようにはできません。使う側にもその覚悟が必要です。またデザインの配慮としても動いても可笑しくならない手法が必要です。このトチの木と接して使われるのは、人工物の象徴、DUPONT、KORIANのテーブルトップです。無機物と有機物をくっつけて使い、その差を愉しめるようにしました。動くものと不変のモノと。有機物と無機物と。材のギャップを大きくすることで、以後多少、暴れてもその対比で許せるようにしました。

釿(ちょうな)の登場。

トチの木の加工では、大工の高尾さんが釿(ちょうな)を持ち出しました。使っている所を目の前で見るのは私はこれが初めてです。大工さんが愉しんで仕事をしていることが嬉しいですね。しかし、足の指を飛ばしそうで見ていると恐いものです。

据え付けは慎重に。

重いトチの板をふたりがかりで据え付けます。固定のための腕木と仕口が施してあり、細かい作業と調整で所定の場所に収まりました。無垢のトチの木はこれからもずっと私の家で食卓として存在し続けます。これがフラッシュボードなら、また集成の板なら、きっと再生することを考えなかったと思います。本物の木だから、もう一度私のそばでお役目となりました。素晴らしいことですよね。

その後も大工さんの細かい仕上げがつづき、解体から約40日で塗装工程に入りました。

 

 

 

 

 

 

 

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