有限会社アトムグラフィックス 工事状況公開
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天井のコト 今回は、天井裏のふところを利用し、天井高をあげます。天井構造材を「あらわし」にし、梁・桁の上場で天井を張り上げます。これで約450ミリ、天井が上がります。FL(床面)から2850ミリの高い天井は気持ちの良いものです。 天井は梁、桁をあらわしにし、パウダールームとおなじ四国化成のけいそう土の塗り仕上げとします。また、解体の時に見つかった新築時のダメ部分を回収してもらいました。引きボルトを改めて付設し、そのほぞ穴に埋木をし、柱の刻みにあっていなかった部分にも木を追加してもらいました.(この写真ではまだボルト穴の埋木は入っていません) 。 低床化と床下点検 リニュウアルプランではキッチンの一部分を低床化します。スキップフロアのような感じです。全部を低床化しないのは、床下の点検ができなくなるからです。計画をすすめる上で、自分で床下に潜ってみてわかったのですが、通気も十分にありさらっと乾燥していて良い感じでした。通気があるなら部分的になら低床化しても、床下環境は確保できるだろうと考えました。低床部分については根太レス工法で用いる短いプラ束をもちい、土間面との間の120ミリほどの空間で通気がとれるようにしました。これでさらに天地方向の空間容積が大きくなり意匠的に面白いキッチンができます。反面、水道の配管に制約ができてきます。今回は28ミリの特圧構造用合板と根太レスプラ束を使いました。赤線がもとの床レベル、青線が今回の下げた床レベルです。これで400ミリの低床化になりました。天井までは実に3250ミリを確保しました。 壁は胴縁工法で 以前は胴縁なしのボード直張り工法でした。今回は胴縁をつけます。胴縁を用いると、柱のツラの不揃いやボードの不陸を細かく調整できます。壁厚が多少ふいてきてカーペットサイズ(内法)には不利なところもありますが、やはりしっかりとした壁つくりには胴縁が必要でしょう。
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