三頭の娘たちを相手に奮闘する「犬(いぬ)型人間」の「かあちゃん」のエッセイです。どうぞ読んでやってください。文字が小さくて読みにくかったら、ブラウザの「文字の拡大」をしてみてくださいな。

犬の話 第4話 娘三頭と寝るんですがみなさんは?
りぼん ブルマスチフ 花も恥じらう(?)乙女 2005年1月25日生まれの当家の三女。名前は「リボンの騎士」の主人公、サファイア王女から。一日中寝ている巨大なわんこ。
うらん ラブラドールレトリバー 2000年4月16日生まれの当家長女。名前の由来はもちろん鉄腕アトムの妹ウランから。「ごはん」と言えることが特技です。(ほんとに言えるんですよ!)

わんこと一緒に川の字(?)になって寝ています。

今回のお話は、我が家の夜のシーン。べつに”むふふ‥”なことじゃなくて、夜は三頭の娘と、わたしと、おとうちゃんが一緒に布団で寝ていると言う話です。わんこは一日中寝ている生き物ですよね。だから夜、特別に一生懸命寝なくても良さそうなものです。特に布団で寝る必要も無さそうですし、明日が仕事でしっかり寝ておいて備えるんだ、という必要もありませんよね。でも、我が家では、夜は布団で5人いっしょにしっかり寝ます!それもわんこのほうが、しっかりと寝ます!おとうちゃんの描いた絵のように、わたしは「りぼん」ちゃんを抱いて、おとうちゃんを好きな長女「うらん」はしっかり抱かれて、次女の「ぴのこ」はあまってしまうのでしかたなくひとりで。狭い我が家の布団は大型犬3頭でいっぱいになります。それも朝起きるとまくらを占領されてたり、(わんこってまくら好きですよね)布団をとられていたり。いつも人間のほうが壁際とか、板の間ではみだして寝ていたり。

いびきがすごいです。

おまけにそのいびきがすさまじいです。三女の「りぼん」はマズル(口吻)が短く、そんな種類の犬はみんないびきをかくのですが、からだが巨大なぶん、ほんとうにすさまじいいびきです。地響きみたい。寝入った瞬間から朝起きるまでずっとそのいびきが続きますが、おそらく家の外まできこえているでしょう。けど知らない人にとっては、「あの家のおっさん、えらいいびきかきよるなあ」となるのでしょうから、ちょっと可笑しいけど。かわいそうなおとうちゃん。

おならもします。おねしょもします。

ここの絵では人の頭と同じ向きに犬の頭もありますが、たまに、私の頭に犬のお尻がくっついているときがあります。そんなときにおならをされたら悲惨です。「りぼん」のおならは尋常じゃない臭いで強烈です。目がさめるほどです。また長女の「うらん」はこれまで2回ほどねぼけて布団の端におねしょをしました。つらいんですよね、冬の夜中にタオルでおしっこを吸い取るのは。

わんこの足もやっぱり人の足と同じにおいがします。

寝ていて「あれ、足のにおいだわ」と思って目をあけると、鼻先にわんこの足。鼻にくっついている時もあります。たまには口に足の裏があたっている時もあります。わんこの足のにおいも、人も同じにおいがするのよね。あれはなんでなんだろう?誰か教えてください。

でも、きょうも一緒に寝るんです。

それでもきょうもわんこと寝ます。みなさんはどうしていますか?わんこと一緒に寝るのは苦労も多いけど、おだやかな犬を育てるには有効かもしれないですよ。いっしょに寝ると、わんこはとても満ち足りた気分になるようです。安心し切って、すやすや寝ています。そのせいか、当家の娘達はスクールに通った訳じゃないのに、非常に穏やかです。ブルマスチフは警戒心が強く防御のため攻撃するというし、とても力が強いので、「スクールに入れなくて大丈夫かしら?」と、心配していたのです。でも、大きくなった今でも、お姉ちゃん達とおなじくおっとりとした性格です。かあちゃんと「りぼん」は愛情を夜に確認してるんだもんね。あれ、やっぱり”むふふ”なお話しだったかしら。

これでおしまい。第5話に続く。

アトムグラフィックスホームテイクファイブミニッツ>犬の話・第4話

ぴのこ ゴールデンレトリバー2001年12月生まれの当家次女。名前はブラックジャックのおくたんのピノコから。食に執着し、ボール探査の超能力を持つ。

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