三頭の娘たちを相手に奮闘する「犬(いぬ)型人間」の「かあちゃん」のエッセイです。どうぞ読んでやってください。文字が小さくて読みにくかったら、ブラウザの「文字の拡大」をしてみてくださいな。

犬の話 第30話 「りぼん、おかえり!」

りぼん ブルマスチフ 花も恥じらう(?)乙女 2005年1月25日生まれの当家の三女。名前は「リボンの騎士」の主人公、サファイア王女から。一日中寝ている巨大なわんこ。2013年4月9日に亡くなりました。ありがとう、りぼん、愛してるよっ!

りぼん(二代目) グレートデーン わんぱく、やんちゃ、わる坊主 2013年4月16日生まれの当家の三女。名前は前のりぼんと同じで「リボンの騎士」の主人公、サファイア王女から。あいかわらずふたりの姉ちゃんわんこととうちゃん、かあちゃんの5人で布団で寝ています。

うらん ラブラドールレトリバー 2000年4月16日生まれの当家長女。名前の由来はもちろん鉄腕アトムの妹ウランから。「ごはん」と言えることが特技です。(ほんとに言えるんですよ!)
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ぴのこ ゴールデンレトリバー2001年12月生まれの当家次女。名前はブラックジャックのおくたんのピノコから。食に執着し、ボール探査の超能力を持つ。

りぼん、おかえり!といえる日がとうとう来ました。
先代のブルマスチフのりぼんちゃんが天国に行ってから、とうちゃんもかあちゃんも、ぽっかり開いた心の穴がいつまでも塞がらず、泣いてばかりいました。ブルマスチフのりぼん似の仔犬ちゃんがいないかと、あちこち探したりもしました。でもブルマスチフは日本ではとても数が少なく、日本ケンネルクラブの最近のある年の登録数はひとケタだとかで、ブリーダーさんもとても数が少ないのです。良いブリーダーさんにも巡り会えましたが、交配はまだこの先、出産はそのまた先との話に、とうちゃんもかあちゃんも、りぼんの居ない生活をそれほど長く続ける自信がありませんでした。それほど悲しくて…。
そんなある日、とうちゃんが、「ブルマスチフはじっくりいい子が見つかるまで待とう。来年とか、再来年とかに会えるかもしれないやん。でも僕らの年齢から考えたら超大型犬はあと10年とか15年の間しか一緒に暮らせないと思うねん。あと、何頭の超大型犬と暮らせるかと考えると、”今”という時間も貴重やんか。それに何より、あのブルマスのりぼんの大きな体が我が家からなくなって、あんまりにも寂しすぎるし。だから、今は、別の種類の大きなわんちゃんと暮らそう」といいました。
で、私たちはインターネットでグレートデーンを探して、”今”この時に仔犬が比較的たくさん居ることを知ったのです。で、縁があって、滋賀県からおおきなわんちゃんのグレートデーンの「りぼん」が来ることになったのです。りぼんに初めて会いにいったとき、とうちゃんは犬舎から走り出てきたりぼんを見て、一目でこのコに決めました。まさに秒殺ですね。ブリーダーさんは、”そんな早く決める人は初めてだ”といいました。ブルーマールというグレートデーンでは正式に認められていない毛色なんですが、私たちにはきれいでかわいい、としか思えませんでした。
名前はネ、そうなんです、名前はやっぱり「りぼん」なんです。オトコの子なんですけどねっ!おかえりっ、りぼん!ここがあんたのウチだわよ!そいでワタシがかあちゃんだわよ!

こんどのりぼんはこんなコです。2013年4月16日生まれのグレートデーンのわんぱく坊主。このページの写真は、我が家に来た次の日、体重4.2キロのかわいいパピーです。でもこのおカオ、いたずらっぽくって、かあちゃん、なにか悪い予感がちょっとします。

とうちゃんのひざでねんねのりぼん。こうやってみると天使ちゃんだわねえ。で、下の写真はちょっと大きくなったころ。体重は6キロくらいかな?かあちゃんに抱かれてるけど、あっという間に大きくなって、だっこできなくなるからいまのうち、いまのうち!

第31話へ続く